ちゃんこ屋での聖戦~漢には決断しなければならないときがある~
昨日の夜、
『昔ふくよか』(元デブ)で、ダイエットして痩せたもののリバウンド傾向にある『ややふくよか』(チョイデブ)な彼と食事に行った。
彼の指定してきた店は、まさかのちゃんこ屋。
狙っているのか?つっこんだ方がいいのかい?
いや、食べたかっただけだろう、とにかくのっけから高もやもや指数でスタートを切った。
ちゃんこ屋の料理は全体的に大変うまかった。白レバーの燻製など最高だった。
心の中で彼を賞賛。『~YOU、無駄に食ってきてないね!~』
しかし、メインのちゃんこ鍋が運ばれてきて数分、恐れていた事態が現実となった。
彼を見ると、K1ファイター並みの汗、汗、汗!!!
序盤では暑いねでも夏にこういうの食べるのが身体にいいんだよねウフフなんて和やかでいたものの、もう20分もたった頃には彼の汗がすごすぎて笑えない。気遣いやフォローを入れていいものかどうか、いやそんなことしたら傷つくのではないかなど、しばし混乱。
そして彼のメガネは、いたずらに曇る、曇る、曇る!!
見ちゃいけない、彼は今見られたくは無いはず、と思うものの、2人で向かい合って食事していてそれは無理!!
その夜、ちゃんこ屋という名のリングは荒れに荒れた。
そして波乱の食事を終え、帰りの車で彼がとても小さな声で、しかし力強くつぶやいた。
『俺は…やってやる…』
『え…?』
『本気で痩せてやるYO…。俺は、やるぜ。』
あまりに強く、真摯な眼差しに、私は心を打たれた。
私は、そっとふくよかの手を握り返した。言葉は無かった。
それは彼の聖戦を見守り、応援することを誓う合図だった。
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